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 ― 「松茸(まつたけ)」 ―

秋の味覚の王様と言えば「まつたけ」。

高松のこの嶺も狭に笠立てて満ち盛りたてる秋の香のよさ(高松の峰も狭しとばかりに生えているマツタケの香をたたえる歌)と古くは万葉集にも載っているマツタケ。


生育場所をハタケ・トッパ・コバといい、アカマツまれにエゾマツ・トドマツ・クロマツに環状または、線状に群生する、お互いに共生関係であり、アカマツは、水分・養分をマツタケは炭水化分を吸収している。

大正から昭和初期頃までは、薪炭林の増加で大発生していたのが、現在では代替エネルギーの台頭で薪炭林を手入れすることもなく、減少している、それに加えて、アカマツ林がある場所は過疎地帯で労働力不足であり、車の排気ガス等々の公害でいくつものアカマツが枯れている状況にある。

薪炭が当時、才一産物、マツタケがそのオマケとする第一産物とすると、現代では立場が逆転している。何とも複雑な気持ちである。上質のものを食すれば体に良いという“医食同源”という言葉があるように環境と人間の関係も同じである。

人間もマツタケとアカマツ同様に環境と共生していることを自覚しなければならず、今、“ECO“が叫ばれている時代、自分自身、何か一つでも環境に役立つことを行えば、マツタケも現在よりは安く、沢山食べることができる日が来るかもしれない。

近頃は日本はもちろん韓国・北朝鮮・中国・メキシコ・カナダなどからの輸入ものも多い。なかでも国産の岡山産や丹波産は最高級品である。

まつたけの料理と言えば土瓶蒸し・焼きまつたけ・天ぷらなどもありますが、すき焼きに入れても絶品です。

ここでは、家庭で簡単に美味しく食べれる「焼きまつたけ」を紹介しましょう。

まつたけに少し塩をして焼き、手で裂いてから三つ葉と合えて、ポン酢にすだちを搾って出来上がり・・・サッパリしてまつたけの風味が味わえ秋を感じる逸品です。


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